「シルキーズさんのクレンジングはオイルフリーだからW洗顔はしなくてもいいですか?」
というお問い合せがありました。
クレンジング剤と洗顔料をつかって2度も洗顔をするスキンケアには、賛否両論あります。
W洗顔を推奨している場合は、
クレンジング剤、特に油分系が肌に残っているので洗顔料を使ってきちんと落した方がいい。
またクレンジングは油性(メイク)の汚れを落とすため、
洗顔料は水性(ホコリ、角質)の汚れを落とすためと
使用目的がぜんぜん違うのでW洗顔は必要という意見があります。
一方
W洗顔不要を推奨している場合は、
短時間に2度も洗うことによって肌に大切な保湿成分が奪われたり、
バリア機能が低下、乾燥肌や敏感肌を助長させてしまうからよくないという意見です。
さて、どちらが正しいのでしょうか?
専門家でも意見は分けれるところです。
また使っているクレンジング商品や肌質によってW洗顔をするしない、という意見もあります。
ここに論点を置くと話が長くなりますので、もう一度話を戻します。
今回は「オイルフリーのクレンジングならW洗顔はしなくてもいい?」の問い合せでした。
「オイルフリーなのでクレンジング剤が肌や毛穴に残る心配はありませんからW洗顔をする必要はありません」
と答えを出したいところなのですが、
もっと上質ランクの美肌を目指すならW洗顔をした方がよいと私は考えてます。
SILKクレンジングジェルはオイルフリーの完全水性ジェルタイプです。
オイルフリーのクレンジングは油分がない分、界面活性剤が多く配合されていると
当たり前のように書かれていますが、
このSILKクレンジングジェルはまったくその逆、
界面活性剤と言わる成分は1%未満でそれも洗浄目的で配合している訳ではありません。
化粧水に含まれる界面活性剤と同じ目的、
つまり各成分の安定や保湿成分の浸透性を高める為に配合しています。
メイク落としの成分は、
肌に近い「アルギニン」や「シルクアミノ酸」などのアミノ酸による乳化作用を利用して落します。
アミン酸は保湿成分でもあるのでクレンジングは突っ張らずみずみずしい肌にしてくれます。
もちろん、洗いすぎも防ぎます。
ここまでの商品特長から、当然「W洗顔は不要!」と言いたいくなります。
実際、公式サイトでも「W洗顔不要!」と説明していますが、
それはあくまでもクレンジング剤が残る心配がないという意味合いで記入しています。
W洗顔の必要性はここにあり!
クレンジングだけではどうしても中途半端なスキンケアになってしまうのです。
クレンジングを使うということは、
半日ぐらいはお化粧(メイク)をしていた肌、つまり肌への負担はそれなりにかかっている訳で、
その分肌による自然防御反応はいつもより活発になっています。
肌に刺激を与えると肌は角質をどんどん作って硬くし、分厚くして肌を守ろうとするのです。
何が言いたいかと申しますと、不要な角質ができやすい肌質になっているということ!
赤ちゃんや子供の頃のように不要になった古い角質が自然に剥がれ落ちるは、
新陳代謝が活発とも言えますが、
それよりも余計な成分を含んでいない柔らかい角質だから剥がれるのです。
しかし大人の場合は、
お化粧する機会が増える、
洗浄力の強いクレンジングや洗顔料で顔を洗う、
色々な種類の保湿成分をたっぷり補う過保護ケア、
新陳代謝は20代をピークに徐々に衰えてくる、
このような肌にとってはネガティブな諸条件が重なり合うことで、
角質は硬くなって剥がれにくくなっていくのです。
このような肌質になると、
クレンジングした後でも不要な角質があちこちまばらに残ってしまい、
これを放置したままにしておりくとそこの部分だけターンオーバーを乱し、
ある日ポツンとしみや大人ニキビが現れたりして、
思いもよらない肌トラブルが発生するのです。
つまり、クレンジングだけでは “ターンオーバーを整えることができない” ということを言いたい訳です。
これは、オイルフリーのクレンジングに関わらず、オイルや界面活性剤が配合されているクレンジング商品でもメイクは落せても、完全な角質ケアはできないです。
逆に洗浄力が強すぎると必要な角質までとってしまう危険性もあります。
クレンジングは洗浄力が勝負で作られているものが多いですから!
以上の理由から私はクレンジングと洗顔料のW洗顔を推奨します。
但し条件があります。
- W洗顔をしても肌に必要な保湿成分、特にセラミドは奪わないこと
- 洗顔料は洗浄力が弱く尚且つ肌に優しい角質ケアが毎日できること
ハードルが高い条件かもしれませんが、これができてこそ美肌が手に入ると私は考えています。
SILKクレンジングジェルは、
オイルフリーでアミノ酸でメイクを落とす商品なので、まず1の条件はクリアー。
次は2の条件は、この素肌ソープをご覧ください。

アミノ酸系の洗浄成分を配合、正直洗浄力は石鹸より弱いです。
それでも角質ケアや毛穴の汚れ取りは一級品。
その立役者になっているのが「シルクパウダー」です。

泡の中に含まれるシルクパウダーは
剥がれそうで剥がれない不要な角質だけをとり新鮮で必要な角質はそのまま残す、
また毛穴に溜まった角栓を掻き揚げてとる、こんな洗浄機能があり、
洗顔後はワントーン明るく、何度もさわって確かめたくなるほど肌は柔らかくスベスベになります。
ピーリングでもスクラブ洗顔でもない敏感肌の方でも毎日できる角質ケア洗顔、
日々のターンオーバーケアに欠かせない洗顔料です。
最後に乾燥肌の場合はW洗顔はしないほうがいいという意見が大半だとは思いますが、
それはオイルや界面活性剤入りのクレンジングを使った場合、
もしくは石けんや洗浄力のある洗顔料を使った場合なら、私もこの意見に賛成します。
しかしオイルフリーでしかも界面活性剤に頼らずメイクを落とすクレンジング商品、
洗浄力が弱いのに角質ケアや毛穴洗浄ができる洗顔料なら乾燥肌の場合でもW洗顔を推奨します。
乾燥肌の原因が不要な角質残しにある場合もあるからです。
さらに乾燥肌対策は、ターンオーバーを整えてこそ保湿の価値も上がるというものです。
敏感肌でも同様でバリア機能を高める土台は正常なターンオーバーからです。
まとめとして
オイルフリーのクレンジングでもターンオーバーを整える為にW洗顔をする。
但し、洗いすぎない洗浄力が絶対条件です。