セラミド入り化粧水は細胞間脂質に近い天然セラミドを!

セラミド入りの化粧水

今回はお肌を潤す3つの保湿因子の一つ、セラミドが主成分の『細胞間脂質』を見ていきましょう。

肌を潤す力がナンバーワンのセラミド、乾燥肌で悩んでいる方には絶対補っていただきたい保湿成分です。

最近は化粧品のCMでも「セラミド入り・・・」と謳っており、『細胞間脂質』というより「セラミド」といった方が理解されやすいようです。

実際はセラミド=細胞間脂質ではありません。

末永くお付き合いしたいスキンケアアイテムは「細胞間脂質」入りの化粧水です。

では保湿の王様と言われる細胞間脂質&セラミドについて一緒に勉強していきましょう。

細胞間脂質、セラミドの役割

細胞間脂質(セラミド)の解説図

角質内の細胞と細胞の間に存在する脂質(主成分はセラミド)は、油になじみやすい親油基と水になじみやすい親水基という特性を利用して水分をサンドイッチのように挟み込んで水分を保ちます。

保水力はとても強力で、湿度が0%近くになっても蒸発を防ぎ、気温がマイナス20℃まで下がっても凍らないと言われ、まさに保湿成分の王様といった存在です。

さらに細胞間脂質は、角質細胞同士を接着剤のようにつなぎ合わることで水分を蓄えたり、外部からの細菌やホコリなどの侵入を防ぐ肌本来のバリア機能の強化にも役立っています。

細胞間脂質の主成分がセラミド

まずは角質内にある細胞間脂質の構成グラフをご覧ください。

細胞間脂質の構成成分

セラミドが50%、遊離脂肪酸が20%、コレステロールエチルが15%、コレステロールが10%、糖脂肪が5%となっています。

さらにセラミドだけを見れば7種類もあり、それぞれ機能性や役割が違います。

  • セラミド1、外敵から肌を守るバリア機能をサポート
  • セラミド2、水分保持能力があり肌のうるおいをサポート
  • セラミド3、水分保持能力とシワの予防をサポート
  • セラミド4、角質層のバリア機能をサポート
  • セラミド5、角質層のバリア機能をサポート
  • セラミド6、肌のターンオーバーをサポート
  • セラミド7、細胞の増殖や分化をコントロール

 

本当は、セラミドを主将とした複合体のチームワークによって、保湿とバリア機能の役割をなしているのです。

ですから真のセラミド効果、つまり “保湿とバリア調整力”さらに“エイジング”までハードルをあげて美肌を目指すなら、セラミド単体より細胞間脂質という成分を化粧水で補うことをおすすめします。

セラミドには色々な種類がある

今ではセラミドを配合した化粧品・化粧水が沢山あるわけですが、配合されているセラミドには色々なタイプがあります。

それぞれ見ていきましょう。

天然セラミド(天然系)
馬の脳や脊髄から抽出されたセラミドで、動物性由来ということもあり私達の角質層内に存在する細胞間脂質に近いのが特長。

親和性、浸透性に優れ、高い保湿力とバリア機能を強化、肌荒れの改善に有効です。「継続して補うことで細胞間脂質(セラミド)の生産量を増やすことが期待できる」と言われています。

年を重ねるごとに乾燥肌が進行している方は、保湿+エイジングケアをしなければならないので、この天然セラミドをおすすめします。

化粧水などの配合表示は、「ビオセラミド」、「セレブロシド」と表記されています。

植物性セラミド(天然系)
植物性セラミドとは、稲、トウモロコシ・こんにゃく芋・マイタケ・タモギタケ・大豆・小麦・ビートなどから抽出したセラミド、また最近の発見では栗皮エキスにもセラミドが含まれ化粧品用に開発という記事もあります。

植物由来のため、化粧品やサプリメントに配合しても、肌や身体に優しく刺激になりにくいという特徴を持っています。

化粧水などの配合表示は、「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「植物性セラミド」と表記されています。

合成セラミド
合成セラミドは「疑似セラミド」とも言われ、字のごとく本当のセラミドではない保湿成分です。

石油原料から化学合成されたもので、大量生産が可能なことから価格が安いというメリットがあります。
そのため多くの化粧品に採用されているようです。

化粧水などの配合表示は、「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」と表記されています。

バイオセラミド(=ヒト型セラミド)
ヒト型セラミドは「バイオセラミド」とも言われ、酵母を利用して生成される合成由来のセラミド。

角質層内にあるセラミドとほぼ同じ構造をしているので、肌に優しく浸透力や保湿力も高いのが特徴と言われいます。

化粧水などの配合表示は、「セラミド2」「セラミド3」「セラミド6Ⅱ」などと表記されています。

美容関係やセラミド関連サイトでは一押しのセラミド成分となっています。
化粧品メーカーの販売力やアフェリエイト(宣伝して報酬をもらう)サイトがらみもあると私は見ておりますが・・・。

 

このようにセラミド入りの化粧水って色々あって、どれが一番いいのか本当に迷われることでしょう。

保湿成分を補てんするという考えからなら、植物性でも合成でもバイオセラミドでもそれほどかわらないと思います。ただ化粧水など選ぶ時は、他の成分とか配合量は必ずチェックしてください。

セラミドは末永く使っていただきたい

私もこの記事を書きながら「セラミド」ってついつい書いていますが、正確には角質内にあるのは「細胞間脂質」。

セラミドは細胞間脂質の50%前後を占めているだけ!

もう一度、成分構成をグラフで確認しましょう。

細胞間脂質の構成成分

年と共に減っていくのは「細胞間脂質」です。

保湿とバリア機能とエイジング、トリプリケアを目指すなら細胞間脂質に近い成分、『天然セラミド』を補いましょう。

 

最後に

セラミドが高配合されていれば効果も出やすい!?

配合量が5%とか10%とか、1万円以上もする美容液クラスを使う必要はありませんよ!

1%~2%の配合で十分、あくまでも洗顔で流された不足分や加齢によって角質上部で不足している分を補てんしてあげるだけで大丈夫です。

浸透性があるからといっても角質内が飽和状態になれば浸透はしませんし、逆に角質表面にセラミドが残ると不要な角質が剥がれなくなってターンオーバーを乱すだけですから!

肌の生れ変りであるターンオーバーが乱れれば、色々とやっかいな肌トラブルが待ち構えていますので、適量が一番です。

 

この化粧水には細胞間脂質に一番近い「天然セラミド」を配合、さらに肌表面をシルクパウダーで覆ってバリア機能を強化、内面と外面からのケアで水分保持能力を高めます。